かまぼこの消費量と生産量

水産ねり製品の購入金額は1人当たり年間3,000円、1世帯にすると約9千円というのが、最近の動向です。80年代は、横這いで推移し、バブル以降、ちょっと上昇傾向がみられたものの、そのあとのジリ貧傾向が気になるところではあります。購入頻度では、かまぼこを例にとると、20年ほど前には、年間24回。つまり、月に2回かまぼこを買っていましたが99年では14.7回と、ほぼ1ヶ月に1回強と半減したかたちです。また、高齢者ほど水産ねり製品を購入しており、若者から敬遠されがちというのも将来を考えると残念な傾向です。
地域別では、長崎、仙台、松山といったところが、かまぼこの購入金額の高い地域です。あげかまぼこでは鹿児島市が突出しています。総じて、西の方での消費金額、消費量とも高いという結果がはっきり出ています。それだけ、水産ねり製品が西日本地区の日常生活に密着しているということなのでしょうか。

■水産ねり製品一世帯当たり支出金額

単位・円、%
水産
ねり製品
あげもの ちくわ かまぼこ その他
ねり製品
平成5年 13,400 3,592 2,982 4,517 2,309
6年 12,635 3,339 2,757 4,274 2,265
7年 12,236 3,162 2,593 4,388 2,093
8年 12,015 3,116 2,488 4,307 2,104
9年 11,596 3,066 2,387 4,155 1,989
10年 11,307 3,116 2,369 4,051 1,770
11年 10,653 3,038 2,230 3,770 1,718
12年 10,326 2,870 2,115 3,768 1,570
13年 10,329 2,918 2,082 3,799 1,529
14年 9,601 2,757 1,912 3,540 1,392
15年 9,203 2,670 1,826 3,308 1,398
16年 9,098 2,581 1,857 3,321 1,338
17年 8,942 2,668 1,707 3.195 1,372
18年 8,850 2,623 1,692 3,195 1,340
19年 9,048 2,580 1,708 3,318 1,441
20年 9,339 2,675 1,805 3,313 1,606
21年 9,305 2,637 1,865 3,166 1,637
22年 9,055 2,587 1,834 3,137 1,500
23年 8,755 2,554 1,756 2,967 1,478
24年 8,801 2,524 1,704 3,101 1,472
25年 8,549 2,418 1,660 3,046 1,425
26年 8,721 2,473 1,722 3,086 1,443

かまぼこの生産量

かつては、嗜好品として珍重されていたかまぼこ製品ですが、昭和35年頃、北海道で、開発された冷凍すり身技術の発達によって、大量生産が可能になりました。流通事情の発達も伴い、かまぼこ製品は手軽で、身近な食品として飛躍的な普及を遂げました。昭和50年には年間生産量は103万トンのピークを迎えます。しかし、52年の200海里ショックをきっかけに、以後、生産量は、年々、減少。戦後、最大の発明といわれるかに風味かまぼこの登場により、一時、盛り返しの兆しを見せたのですが、それにつづくヒット商品がなく、生産量は横ばいになっているのが現状です。
最近、研究者による各種データから、かまぼこ製品のすぐれた栄養価が証明されており、ヘルシー食品として再認識され始めています。業界でも、かまぼこ製品の美味しさと健康性を消費者にアピールすることで巻き返しを図っています。

■水産ねり製品生産量の推移 (単位トン)

※農林水産省発表。但し、H18年以降の各品目の数字は食品需給研究センター調べ(その他に風味含む)。

年/品目  総生産量  焼ちくわ  かまぼこ あげ

かまぼこ

ゆで

かまぼこ

風味

かまぼこ

その他
昭和50 1,034,262 258,882 362,469 327,068 84,519 - 1,324
55 823,729 174,377 288,920 269,211 73,184 - 18,037
60 891,486 199,861 241,669 290,979 85,621 - 73,356
61 854,568 195,351 228,350 276,209 81,025 - 73,633
62 836,787 189,297 228,942 271,488 59,797 68,952 18,311
63 836,229 190,451 231,411 277,618 56,307 60,688 19,754
平成元年 830,486 184,713 233,010 273,563 55,152 58,011 26,037
2 829,121 181,693 223,021 279,607 54,148 65,270 25,382
3 795,376 174,735 213,266 270,459 49,991 59,321 27,604
4 774,472 169,607 209,152 265,960 47,541 55,493 26,719
5 762,942 172,579 194,306 264,952 47,487 57,242 26,194
6 756,713 173,445 186,486 265,346 45,918 59,365 26,153
7 734,720 169,559 178,326 258,698 44,837 59,036 24,264
8 725,146 166,940 171,186 258,927 43,818 58,136 26,139
9 707,619 159,807 165,157 258,110 44,333 56,544 23,668
10 691,628 164,065 161,061 252,891 42,445 52,292 18,874
11 654,327 159,830 153,391 235,807 38,213 50,971 16,115
12 648,093 153,285 155,255 233,304 40,394 50,451 15,404
13 640,263 145,962 152,212 230,658 41,779 50,591 19,061
14 614,497 141,530 142,326 223,357 36,956 49,618 20,710
15 590,611 137,238 136,826 212,172 33,285 53,607 17,483
16 589,099 139,343 131,943 211,477 32,676 55,894 17,766
17 586,965 131,732 127,586 217,862 34,153 54,517 21,115
18 554,026 121,584 125,462 204,757 32,211 70,012
19 536,679 119,751 119,351 200,180 33,154 64,243
20 491,328 104,405 104,925 189,861 31,700 60,438
21 439,827 90,911 92,087 171,288 28,440 57,100
22 468,830 94,561 89,975 187,346 31,916 65,031
23 463,811 92,997 83,693 183,549 33,362 70,209
24 474,503 94,713 82,327 191,155 32,460 73,847
25 467,315 81,224 72,684 189,079 29,412 94,916
26 470,539 77,999 70,847 194,040 27,354 100,299
27 470,563 73,743 66,440 201,638 24,644 104,098

都道府県・都市別水産練り製品支出金額

■都道府県・都市別支出金額(単位:円)

(総務省調べ:平成27年)

魚肉練製品 あげかまぼこ ちくわ かまぼこ その他
長崎市 12,723 鹿児島市 6,845 鳥取市 2,589 仙台市 8,998 静岡市 2,364
仙台市 11,703 高松市 3,756 松山市 2,353 長崎市 6,519 津市 1,962
松山市 10,648 松山市 3,405 山口市 2,179 富山市 3,962 名古屋市 1,932
鹿児島市 10,102 堺市 3,402 浜松市 2,075 和歌山市 3,854 鳥取市 1,862
和歌山市 9,555 和歌山市 3,183 徳島市 1,986 松山市 3,846 福島市 1,758
北九州市 9,218 宮﨑市 3,022 高知市 1,924 盛岡市 3,776 長崎市 1,718
高松市 9,036 奈良市 2,959 高松市 1,912 北九州市 3,969 福井市 1,634
福島市 8,562 長崎市 2,928 奈良市 1,851 福島市 3,569 岐阜市 1,561
高知市 8,540 大阪市 2,846 青森市 1,755 山形市 3,141 浜松市 1,556
10 山口市 8,418 佐賀市 2,777 岐阜市 1,733 山口市 3,067 横浜市 1,553